カリフォルニア発:NBAウォッチング

ダラス対クリッパーズ戦 カワイとポール・ジョージのコンビは、ルカ・ドンチッチとマーヴェリックスには荷が重すぎた。

2019年11月28日更新

ロサンゼルスタイムスの記事。

LAのメディアからの記事なので、LAのチームよりです。

Clippers’ Kawhi Leonard and Paul George too much for Luka Doncic and Mavericks

ロサンゼルスタイムス の記事の抄訳です。あくまで抄訳ですので転載等はご遠慮ください。引用するときは原典をあたってください。

シーズン序盤の話題を独り占めした感のあるルカ・ドンチッチ。クリッパーズ戦までの4戦でなんと平均38得点を挙げていたが、11月26日の試合では14本中10本のフィールドゴールを外し、8本の3ポイントも全て決めることができず、7回のターンオーバーを許してしまった。試合後はアリーナを出るまで一言も口を開かず、足早に立ち去った。

それでも結果が内容を物語っている。クリッパーズのコーチ、ドック・リバースは、「うちのディフェンスがすばらしかった」と、チームのドンチッチ対策を褒めた。

クリッパーズは序盤はカワイ・レナードとポール・ジョージを欠いたアウェーではふるわなかったが、これで六連勝。二人が揃ってからまだ6日しか経っておらず、全体練習さえできていない状態だが、試合をこなしながらチームのバランスを整えているような感じだ。それでもドンチッチを抑え込み、マヴェリックスの連勝を5で止めた。ドンチッチはそれでも22得点だったが効果的な動きができず、ヨーロッパからのチームメイト、ポイジンジギスの15得点10リバウンドも焼け石に水だった。

「NBAの中でも最もフィジカルが強く、運動能力が高いウイング・プレイヤー二人を相手にしなければならなかった」とダラスのリック・カーライル監督は言う。「大きいし、強い上に、抜群のスキルがある」

チームとしてまだまだ伸びしろがあるにもかかわらず、ディフェンス面ではすでに驚くような結果を出している。これからどこまでよくなるのか想像もつかない。「いろいろアイディアがあるから、何度か全体練習ができればすごいことになるだろう」とリバースは言う。

ポール・ジョージの弁。「ディフェンス面では試合ごとによくなっている。僕とカワイだけではなく、チーム全体として。今は考えてやるというより本能的に動いているのに、チーム全体が同じことを考えていて、とっさの判断で正しく動けているんだからすごいと思う。」

ドンチッチもそれは痛いほど理解している。

まず最初にドンッチッチをガードするのがパトリック・ビバリー。そこでドンチッチは彼が得意とするピック・アンド・ロールをしかける。普通はドンチッチに対して、スピードに欠けるセンターがつなかければならないが、クリッパーズでは上背のあるポール・ジョージかモー・ハークレスがドンチッチをガードする。そこからグリーン、マッグルーダー、ズバッチの波状ディフェンスにつながる、というわけだ。

それでもドンチッチの才能をリバースは称賛する。ジェームス・ハーデン、ラリー・バード、レブロン・ジェームスのいいところを集めたようなドンチッチのスタイルは、時としてポール・ジョージのフィジカルなペリメーターでのディフェンスも破ることがあった。「彼はNBAでも1、2を争う天才だよ。」とリバース。

それでも試合全体を通しては、ジョージのディフェンスに軍配があがったといえるだろう。ダラスはその後も劣勢を挽回できず、第4クオーター残り5分を切ったところでまた20点差に突き放されて万策尽きた。観客も席を立ち始め、そのあと間もなく、マーヴェリックスのロッカールームからも誰もいなくなった。ドンチッチのロッカーにはカワイのニュー・バランスのスニーカーと、食べ残しのスナックが残されているだけだった。

「ドンチッチはここまでものすごい勢いだったからね。こっちも本気を出してつぶしに行ったよ」と、カワイ・レナード。