バングラデシュでまた工場火災

今やアパレルの一大勢力である「ファストファッション」を下支えしている、バングラデシュの縫製産業。劣悪な労働条件と低賃金が、惨事が起こる度に問題になります。そんな中、バングラデシュ史上最悪といわれる悲惨な火災がRana Plazaと呼ばれる工場で発生し、現時点で275人もの従業員が犠牲になり、多くが現場に取り残されて救出を待つ状態です。

この工場はきちんとした認可を受けずに操業されていたが、オーナーは地元の有力者であり、政府との癒着が指摘されていた、などの問題も多々指摘されており、バングラデシュ国内における縫製産業のありかたも批判の対象になっていますが、翻って、バングラデシュの縫製工場を使っている先進国のアパレルメーカーの対応も問われています。

アメリカ国内では、この惨事に対して、まず最初にメディアが向かったのはウォルマートのようです。というのも、火災を起こしたビルには少なくとも4つの縫製会社が入っており、そのうちの一つのウェブサイトに、ウォルマートで扱われている製品を生産している旨が記載されていたからです。しかし現在のところ、ウォルマートはそれを否定しています。他社も同じように、なるべく「無関係」をアピールする姿勢です。ただ1社、イギリスのPrimark(プリマーク)だけが、Rana Plazaを使っていた、と公表。

去年の11月に同じような火災事故が起こった後、労働組合が中心となって、工場の安全を高めるための様々な国内基準の提案がなされてきたが、アパレルメーカー、小売業界はそれをことごとく否定し、自主的な監査や検査などを改善する、というパッチワーク的な対処に終始してきた。
<p class=”ap-story-p”>「グローバルなアパレル企業は、いろいろな対処をしていると主張している。それぞれ行動規範も定めているし、立派なポリシーもあるし、監査や検査のシステムもしっかりしている、と。それなのに、こうした惨事は後を絶たない。改善は現場では起こっていないのだ」と、バングラデシュのNational Garment Workers Federationの会長は言う。</p>
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<span class=”ap-story-p”>労働組合は、必要な措置はすでに彼らが国際的な労働団体と共同で立案した提案書に書いてある、と言う。この提案書は、現在癒着とワイロによって成り立っている行政による安全監査のシステムを変え、監査の結果によっては、安全基準を満たさない工場を閉鎖することができる、というものである。監査は各企業が拠出するお金によってまかなわれる。</span>
<p class=”ap-story-p”>首都ダッカで行われた提案書のプレゼンには、ウォルマート、ギャップ、H&amp;Mなど、グローバルアパレルメーカー・小売が顔をそろえたが、企業側は、提案は法的な拘束力を支持していることと、コストが高すぎることを理由に、それを却下した。その時点で、ウォルマートは「提案はコスト的に折り合わない」としていたとされる。去年11月の火災以降、労働組合側は、自主的な検査の見直しを要求していたが、大企業でそれを受け入れたところはなかったという。</p>
<p class=”ap-story-p”>今回の事故を受け、ウォルマートは「引き続き、安全対策と労働環境の改善に努めていく」としているものの、APがメールで送った具体的な安全対策についての質問への返答はしていない。H&amp;Mは、回答とともに、H&amp;MのCSRのウェブサイトへのリンクを寄せている。</p>
<p class=”ap-story-p”>一方、ギャップは、去年の12月に、提案を受け入れなかった理由を、訴訟における立場を悪くする可能性があることと、工場の安全基準を高めるために資金をこれ以上出す考えがない、ということを上げている。</p>
<p class=”ap-story-p”>H&amp;Mも提案書にサインはしなかったが、それは、工場と地方自治体が最終的な責任を取るべき、と言う考え方によるという。H&amp;Mはほとんどの製品をバングラデシュで生産しており、20社ほどのメーカー・小売が縫製業界に対しての安全トレーニングのビデオを製作したときの1社でもある。</p>
ウォルマートは昨年より、定期的な工場の監査と避難訓練、火災訓練をあらゆる工場での義務にした。1月には、それに従わない工場との契約を直ちに打ち切る姿勢も明らかにしている。
<p class=”ap-story-p”>ギャップは、専属の火災捜査員をバングラデシュに配置した。</p>
<p class=”ap-story-p”>しかしそういった措置は、3百万の雇用を抱える一大産業を改善するのに十分ではない、と多くの人が考えている。 「自主的な監査は結果も非公開なので、ある企業が安全基準を満たしていない工場を切ったとしても、その情報が公にならない限り、今度は他のメーカーがその工場を使う可能性は高い。」</p>
<p class=”ap-story-p”>去年11月に火災を起こした工場は検査をパスしていたし、今回の火災があったビルに入っていた工場のうち、ヨーロッパの工場監査グループの安全基準を満たしていた企業も2社あった。</p>
<p class=”ap-story-p”>The Tazreen factory that burned last year had passed inspections, and two of the factories in the Rana Plaza building had passed the standards of a major European group that does factory inspections in developing countries. The Business Social Compliance Initiative, which represents hundreds of companies, said the factories of Phantom Apparels and New Wave Style had been audited against its code of conduct which it said focuses on labor issues, not building standards.</p>
<p class=”ap-story-p”>”The audits and inspections are too much focused on checklists,” said Saif Khan, who worked for Phillips Van Heusen, the owner of brands Tommy Hilfiger and Calvin Klein, in Bangladesh until 2011 as a factory compliance supervisor.</p>
<p class=”ap-story-p”>”They touch on broader areas but do not consider the realities on the ground,” he said.</p>

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