GE+Quirky

コラボ経済の草分け的プロジェクトである、クラウド発明のベンチャー企業、Quirky(クワーキー)と、電化製品をはじめ、あらゆる製品の開発能力を持つ超大型企業のゼネラル・エレクトリック社(GE)との協業。

クワーキーは、2009年に創立されたベンチャー企業で、”We make invention accessible”をうたって急成長してきました。手数料を払えば誰でもが自分の発明を登録でき、コンペを勝ち抜いたアイディアには、実際の商品化の可能性を提供します。もし特許を取れれば、それは個人の手に残り、商品化の際には、発明者に利益が還元されるしくみです。すでに大手小売のホーム・デポ(Home Depot:全米最大のホームセンター)や、ベスト・バイ(Best Buy:大手電気小売)などと契約を結んでいて、Quirky経由の製品が売られている。詳しくは、こちらの日経の記事をどうぞ。

Quirky

それにしてもなぜ、一流の開発者たちをそろえているであろうGEが、素人の発明家と組むことになったのか。大きな理由の一つは、「スピード」にあるようです。大企業の社内プロセスを経て商品を開発するのには、相当の時間がかかる。しかしもちろん、マーケットはそれを待ってはくれません。変化のスピードがどんどん加速する今、自分たちに必要なのは、時代に追いつき、それを先取り・牽引できるだけのスピードである、とGEは認識しているのでしょう。ですから、リアルタイムで製品化できるクワーキーの機動力は、彼らにとってメリットがある。

このパートナーシップのもと、GEはクワーキーの発明家コミュニティと、最先端の特許技術をシェアします。世界中に眠っている、柔軟かつアグレッシブなアイディアと、GEの持つ技術と生産能力が合体したとき、どんな化学反応が起きるのか。

こちらが、プロジェクトの最も売れ線の製品の一つであるという、フレキシブル・パワー・ストリップ。電化製品が増えるにつれ、延長コードがどんどん巨大化してきて、邪魔で美しくない。それを解決してくれるのがこの製品です。

さて、Quirky + GEが重点的に取り組もうとしている分野のひとつが、インターネット・オブ・シングス、特に「スマートホーム」。
まずは、Winkというアプリをリリースしました。
日本と違い、ムダの多い大きい家を、天井裏を這う前時代的なダクトでつなげたセントラル空調で温度調節するアメリカ式ライフスタイルでは、スマートホームはまだまだ改善の余地の残された、これからのマーケットです。

それでも、ネスト、GE、フィリップス、ハネウェルなどが家電や空調などを「スマート」化を製品を投入し始めている。

ですが、それぞれのデバイスを、いっぺんに管理することはできない。サーモスタットはサーモスタット、洗濯機は洗濯機、照明は照明。それぞれのルールに従わなければなりません。

Winkは、それら、様々なメーカーから提供されているデバイスを、一括管理できるアプリです。

長くなったので、後半に続きます!